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北京週報>>文化・科学・観光  
同済大学、中国初の空力ブレーキを開発

中国の鉄道は高速鉄道の時代に突入した。人々が高速運行列車の便利さを享受する一方で、高速列車の制動性能は、列車の運行安全に直接関連する重要な問題になっている。同済大学の韓斌教授が率いる研究チームはこのほど、中国初となる空力ブレーキの開発に成功した。このブレーキは空気抵抗を借りることで、既存のレール粘着ブレーキの制限を打破した。同済大学は、同ブレーキを含む20件の科学技術成果を携え、11月4日に上海で開かれる中国国際工業博覧会に参加する。土木、自動車、交通、機械、環境、電子・情報、宇宙・航空、医学などの多学科を網羅するこれらの新成果には、「グリーン」、「安全」、「健康」という3つの共通するキーワードがある。人民網が伝えた。

空力ブレーキはクリーンな非粘着制動方式で、高速列車の制動技術の発展の重要な方向とされている。日本の猫耳型とは異なり、韓教授の研究チームが開発したブレーキは、列車の天井部に風力制動板を設置したものだ。列車の正常運行時、この制動板は天井内に収められ、制動時に開かれる。

韓教授は、「高速鉄道の列車の運行速度は現在、時速300キロに達している。これが350キロに達した場合、風力ブレーキは次世代高速鉄道の制動で活躍できる」と予想した。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年11月3日

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