このほど太陽の表面に大きな黒点群が現れており、現在は太陽の縁に向かい移動している。天文学者は、「黒点群の出現は、太陽の活動の活発化を意味する。現状を見る限り、今回の黒点群は地球や人類に大きな影響を及ぼさない」と指摘した。南方日報が伝えた。

天津市天文学会理事長の閻為国氏は、「この黒点群がいつ生まれたのかは不明だ。黒点群は太陽の自転に伴い、10月18日に太陽面の東側に現れ、拡大を続けた。10月24日の観測状況から見ると、この黒点群の面積は、地球の半球の面積の32倍に達している。この黒点群は太陽の23、24の活動周期に現れた最大の活動区で、大量のフレアが出現している」と説明した。

この黒点群は、人類と地球に影響を及ぼすだろうか？閻氏は、「この黒点群が出現してからすでに数日たつが、現状を見る限り地球と人類に大きな影響を及ぼしていない。しかし地球側の面でフレアが爆発すれば磁気嵐が発生し、地球の両極にオーロラが形成され、一部の地域の衛星通信と無線通信の短波が影響を受ける。しかしこれらの影響は高緯度の地区が中心で、低・中緯度の地域はそれほど影響を受けない」と指摘した。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年10月28日