アップル社のiPhoneやノート型PCは科学技術の発展がもたらした成果ということができるだろう。ある意味ではそのとおりだ。たとえばグーグル検索を適切に用いることは、人間の脳に有益だ。米ハフィントンポストのウェブサイトが25日に伝えた。

しかし、科学技術の進歩は想定外の結果ももたらす。神経科学者によると、人間の脳は科学技術の発展により「大規模なリセット」を行なっているという。彼は、科学技術が人類の知能に与える影響は「致命的」になる可能性があると警告している。

科学技術はどのように人類の脳を撹乱するのだろうか。

（1）科学技術は睡眠を損なう

研究によると、スマートフォンやタブレットPC、ノートパソコンなどの設備が発するブルーライトは夜のメラトニン分泌を抑制するという。メラトニンは重要なホルモンの一種で、人間の体内時計と密接な関連がある。ブルーライトはこのプロセスを乱し、睡眠リズムを崩す。

（2）気が散りやすくなる。

科学技術は人間の気を散りやすくさせる。重要な仕事の際にちょっと携帯電話を見るのでも、あるいは多くのウィンドウを開いてあちこち切り替えながらどれにも集中していない場合も、いずれも仕事の効率を低下させる。

（3）記憶力が以前より低下する。

あなたが何をしていても、科学技術があなたの邪魔をし、新たな記憶を定着させにくくする。情報は人間の脳に記憶されるには、短期記憶から長期記憶に変わる必要がある。このプロセスが何らかの中断を受けると、例えば本を読んでいる時にメールやショートメッセージのために中断すると、脳の中で記憶になっていない短期記憶が抹殺される。