世界保健機関（WHO）の陳馮富珍（マーガレット・チャン）事務局長はこのほど北京で、「WHOの専門家の審査によると、中国ワクチン国家管理システムは、WHOの国際基準に基づき制定されたすべての基準を満たし、一部は基準を上回った」と指摘した。これは中国のワクチン生産の過程・安全性・有効性が、国際基準に合致することを意味する。科技日報が伝えた。

WHOのワクチン国家管理システムに対する審査は、科学的・全面的に一国のワクチン管理水準を調べる国際的な審査だ。WHOは、ワクチンの品質を保証するため、管理職能を効果的に行使できる独立したシステム（健全な国家検定機関・NRA）の構築を求めている。WHOが認可するNRAがあれば、その国で生産されるワクチンはWHOの事前認証に申請する基本的な資格を得ることができる。国連児童基金などの国際機関はこの認証に基づき、ワクチンを調達リストに入れることになる。

ワクチンの安全性・有効性・品質を保障し、中国ワクチンメーカーの海外進出を促すため、中国のNRAは2011年3月に初めてWHOの審査を受け、合格した。これは中国政府が国産ワクチンに対して高品質の管理を行っており、中国のワクチン管理システムが国際基準に達していることを意味する。中国製ワクチンは初めて、WHOの事前認証への申請資格を得た。WHOの専門家チームは、「中国は再び高得点で審査に合格した。これは中国が成熟したワクチン管理システム、高い管理水準を持つことを意味する。中国の管理能力は、強化と改善を続けている」と指摘した。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年7月7日