カタールのドーハで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は23日、中国南方カルスト(第二期)を世界遺産として登録することを決めた。新華社が報じた。
第31回世界遺産委員会(2007年)で登録された雲南省石林イ族自治県、貴州省茘波県、重慶市武隆県の中国南方カルスト(第一期)に続き、今回新たに加えられたのは、貴州省施秉県、重慶金仏山市、広西チワン族自治区桂林市、同自治区環江マオナン族自治県の各カルスト地域。総面積は緩衝地帯(バッファゾーン)の777平方キロを含めて計1186平方キロだ。
専門家は、「第一期と第二期を合わせると、一層素晴らしい世界遺産になった。高原から平原までの最も代表的なカルストが含まれており、カルスト独特の変化を見ることができる。世界で最も壮観で、多様性に富むカルスト」と評価している。
カルストとは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食されてできた地形のことだ。今回の世界遺産登録は、「中国南方カルスト」の拡大で、新たな名目での登録ではない。
現在、中国には、世界で2番目に多い47件の世界遺産がある。トップはイタリア。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年6月24日
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