中国国家航天局は5月12日に北京で開幕した、第32回国際機関間デブリ調整会議(IADC)において、中国がデブリ(宇宙ゴミ)のモニタリング・予警報体制を初歩的に構築したことを表明した。人民日報海外版が伝えた。
同局によると、中国は近年、宇宙ゴミの観測、模型作成、防護、減少の面で多くの研究と応用を重ね、宇宙ゴミのモニタリング・予警報体制を初歩的に構築し、有人宇宙飛行事業などの重大任務および多くの衛星に対して、宇宙ゴミのモニタリング・予警報技術サービスを提供した。
また中国が独自の知的財産権を持つ宇宙ゴミ防護設計初級システムなどの科学研究成果は、すでに宇宙機の防護設計の中で使用されている。中国の宇宙ゴミ削減技術の実用化に向けた研究は、段階的な進展を実現した。「長征シリーズ」のロケットは、衛星切り離し後の「燃料の完全排出」をほぼ実現し、多くの衛星は任務完了後、廃棄軌道へ移動を実施している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月13日 |