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北京週報>>文化・科学・観光  
秦陵東5キロの位置で秦墓45カ所を発見
 
 
秦墓の出土現場。

 陝西省考古研究院は4日、考古学専門家が昨年、秦陵東5キロの地点で秦墓45カ所を発見したと明らかにした。これらの墓の主は秦陵建設に貢献した人物で、秦陵から出土した兵馬俑、武器等の文化財を作った人物の可能性もあるという。華商報が伝えた。

 「麗」の字で墓の主の身分を確定

 陝西省考古研究院の孫偉剛副研究員によると、これらの墓葬の等級はそれほど高くないが、出土した陶器の一部に「麗」の字の陶文を発見した。これは墓の主の身分を明らかにする上で重要な意義を持つ。

 「史記」の記載によると、紀元前231年、帝陵近くに麗邑が置かれ、同212年には3万世帯が麗邑に移民した。麗邑に住んだのは秦陵の建築に携わる職人や監督者、また関東六国から集まった人たちで、同時に軍事機関も設置された。

 孫偉剛氏によると、出土した陶器から発見された「麗」の字の陶文から、この墓地が麗邑の重要な小型秦墓地であり、秦始皇帝陵の建設に貢献した人物のものであることが推測できるという。

 専門家によると、これらの秦墓はおそらく現在で言うところの秦陵建設の「プロジェクト・マネージャー」や「エンジニアリング管理者」、あるいは兵馬俑や秦陵の文化財を作った職人であると見られ、彼らの身分を確定するのには、さらに研究が必要だという。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年5月5日

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