中国航天科技集団公司が発表した情報によると、中型ロケット「長征7号」の動力システムが4月19日、初の性能検証に成功した。人民網が伝えた。
性能検証では、予定される手続きに基づき、燃料注入、液体酸素注入、エンジンの真空処理、発射前の加圧、エンジン点火などの各プロセスを完了した。エンジンは188秒後に、予定されていた段取りと時間に基づき稼働を終えた。各システムの性能は正常で、性能検証は無事成功した。
長征7号は中国が開発中の次世代中型液体燃料ロケットで、動力システム「芯一級」は2基の液体酸素・燃料エンジン、新たに開発された低温・加圧輸送システムを採用した。今回の性能検証は、長征7号の初期段階における大型地上試験の一つであり、動力システム全体の設計プランの正確性、およびロケット・地上の各システムの協調性の実戦訓練となった。また高温・高圧・大流量のタンク密閉加圧、自然循環予冷、推進剤注入の精度制御などの重要な技術を検証した。
今回の動力システムの性能検証の成功は、長征7号の研究と初飛行の成功に向けた重要な取り組みで、今後の動力システム性能検証の基礎を築いたため、重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月30日 |