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北京週報>>文化・科学・観光  
都市圏高速鉄道車輌、中国が開発に成功

 

高速鉄道・地下鉄とレールを共有でき、地下鉄との「ゼロ距離」乗り換えも可能な中国初の都市圏高速車輌が24日、中国北車長客股份公司で誕生し、中国の地下鉄・都市鉄道に「万能型」の選手が加わった。科技日報が伝えた。

同車輌は、二種類の電流を供給でき、自動切り替え機能を持つパンタグラフを採用した。これは中国が初めて開発に成功した技術だ。同技術の採用により、車輌のパンタグラフは高速鉄道の2万5000ボルト(交流)の架線網、地下鉄の1500ボルト(直流)の架線網の間で自由に切り替えることができるようになった。

この都市圏高速車輌の最高運行速度は時速160キロに達し、都市圏の高速レール交通のすべての速度面の需要を満たす。都市間高速車輌と違い、都市圏高速車輌は地下鉄の高速発進と高速制御という「DNA」を持つ。また、地下鉄と比べ、都市圏高速車輌はより大きな出力を持つけん引動力を採用し、速度が2倍弱と大幅に高まった。また同車輌は高速鉄道で使われる振動と騒音を抑える先進技術を搭載しており、ボギー台車にヨー回転振動油圧緩衝装置を増設し、車輌の高速運転中の安定性を確保した。同車輌は実際の乗客数に応じ、3両・6両・9両編制で運行し、ピーク時には同時運転により、乗客数の変化にフレキシブルに対応する。1時間内に乗り降りする乗客数は、延べ1−4.5万人まで対応できる。また同車輌の車体の材質には初めて炭素繊維、アルミ・マグネシウム合金などの新材料が採用され、新しい軽量化の手段を模索し、省エネ・環境保護性能を強化した。

中国北車長客股份公司は同車輌の新しい技術プラットフォームを構築しており、各地の状況に応じ、時速120−160キロの、異なる車輌断面形状、電力供給方法、運行性能の都市内高速列車をオーダーメイドし、「1時間都市圏」を効果的に構築し、市民に新しい外出の選択肢を提供する。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年4月25日

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