世界知的所有権機関(WIPO)が発表した最新データによると、2013年、中国がPCT(特許協力条約)に基づき提出した国際特許出願件数は初めて2万件を超え、ドイツを抜き世界3位となった。光明日報が伝えた。
同年の国際特許出願件数の上位5カ国は上から順に、米国(5万7239件)、日本(4万3918件)、中国(2万1516件)、ドイツ(1万7927件)、韓国(1万2386件)の順となった。企業別の特許出願を見ると、中興通訊有限公司(ZTE)が2309件で、パナソニック(2881件)に次ぐ2位となった。華為技術有限公司(ファーウェイ)は2094件で3位につけた。
上海大学知識産権学院の許春明副院長は、「PCT国際特許出願は、国の自主革新能力を測るバロメーターと言える。中国のPCT出願が急速に伸びているのは、国際市場の後押しと、政府の奨励策によるところが大きい。世界3位という順位は、中国経済の世界2位という規模ともほぼつりあっており、近年中国の自主革新能力が向上し、ますます多くの企業が国際市場に進出していることを反映している」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年4月13日 |