珂珂さん：個人ガイドは、是非普及してほしいグッドアイデアだ。だが、このサービスを実施するためは、現地観光ガイドを選ぶ際に、身分認証など一連の厳しい審査システムを構築し、個人ガイドを利用した違法犯罪を未然に防ぐ措置を講じる必要がある。また、ガイドサービスを利用した観光客が担当ガイドを採点するという評価制度を確立することを提案する。そのような評価制度があれば、利用する観光客も安心して、心置きなく観光を楽しめるだろう。

○懐疑派：管理監督制度がなければ、観光客の権益は保証されない

「懐疑派」からは、次のような意見が上がった。

河流さん：私は（個人ガイドを）信用できない。監督管理制度や業界規範が皆無の状態で、資格なしに誰でも個人ガイドになれる状態ならば、「リベート受け取り」「ガイド料の割引」「サービス内容をめぐるいざこざ」など、各種問題が発生することは避けられない。そのような事態を回避するためには、観光局など政府部門の指導のもと、ボランティアガイドを育成する・観光客に業務内容を明確に告知する・政府が補助金を拠出する、など制度化を図る必要がある。

心中僅有你さん：ガイドが信頼するに足るか否かの鍵は、観光客が握っている。旅行中に「何を食べるか？」「どこに宿泊するか」「どのようなルートで観光するか」などの細部について、観光客はあらかじめガイドと打ち合わせる必要がある。双方が事前にサービス契約の内容に十分に合意し、法的責任の所在を明確にしておかなければならない」。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年4月10日