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北京週報>>文化・科学・観光  
中国最先端の海洋調査船「科学号」が出港

 

中国最先端の海洋調査船「科学号」は8日午後、西太平洋に向け出港した。同船は、中国科学院の戦略的先導科学技術特別プロジェクト「熱帯西太平洋海洋システムの物質エネルギー交換及びその影響」に関連する科学調査を実施する。新華網が伝えた。

首席科学者の李超倫氏は、「科学号は46人の科学者と技術者を乗せ、先導科学技術特別プロジェクト『深海海洋環境・生態システム』の海底熱水系に関連する研究を進め、沖縄トラフ熱水域の熱水噴出孔周辺の海洋物理及び化学環境の観測、サンプル収集、分析を行う」と説明した。

技術担当者の張キン氏(キンは金が3つ)は、「科学号は遠隔操作無人探査機(ROV)、深海曳航式探査システム、重力ピストンコア、カメラ付きグラブ、掘削用ドリル、1万メートル級CTDなどの先進的な深海探査・サンプル収集設備を搭載した。そのうちROV『発見号』は、世界最先端の深海高画質ビデオとロボットアームを搭載し、深海熱水域の水温・圧力・塩分・混濁度・溶存酸素・メタンガス・二酸化炭素などの、物理・化学環境データを現場で測定する能力を持つ。また近海底海水・熱液流体・表在沈積物・岩石・生物のサンプルを映像化しながら収集できる」と語った。

このような深海高画質カメラシステムを搭載したROVは、世界で4台のみとなっている。

計画によると、科学号は4月10日に目標海域に到着し、地球物理調査、地質・生物サンプル収集などの調査活動を実施し、5月2日に第1段階の任務を完了する。深セン市で短い休息後、科学号は第2段階の科学調査を開始し、5月中・下旬に帰港する予定だ。

科学号の全長は99.8メートル、幅は17.8メートル、重量は4711トン、航続距離は1万5000海里、最長で60日間の連続航行が可能。武昌船舶重工有限公司が建造を担当し、技術・建造の面で現在の海洋基礎科学調査の多学科・多分野の先進設備と情報技術を集約し、「海上の移動実験室」と称されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年4月9日

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