国家海洋局が3月31日に発表した情報によると、中国大洋科学調査第32回調査が今年7月上旬に正式にスタートし、太平洋の多金属団塊探査契約区などの海域で資源調査や環境調査などを実施することになった。中国科学報が伝えた。
中国大洋科学調査第32回調査は、中国大洋鉱産資源研究開発協会が組織し、中国地質調査局に委託して進められる。任務は広州海洋地質調査局の「海洋6号」が遂行し、広州海洋地質調査局、国家海洋局第一・二・三海洋研究所、青島海洋地質研究所などが加わる。出港は今年7月上旬を予定しており、調査期間は120日間。
中国と国際海底機構(ISA)が締結した多金属団塊・コバルトリッチクラスト探査契約に基づき、中国大洋科学調査第32回調査は主に太平洋の多金属団塊調査契約区などの海域で資源調査や環境調査などを実施し、海山の環境を調査し、同時に関連する科学研究などを行う。
通常の調査方法の他に、今回は多金属団塊探査契約区で海底地形調査および光学調査を実施し、かつ最新の探査技術を用い多金属団塊の分布特徴を調べる。同時にコバルトリッチクラスト契約区で、海山立体環境観察ステーションの構築を続ける。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月2日 |