中国航空工業集団公司が26日に明らかにしたところによると、中国が独自に投資・開発した航空機「願景SF50」の「C0号機」が米国現地時間3月24日午後6時、ミネソタ州ダルース国際空港で1時間の試験飛行を実施した。試験飛行のパイロットは航空機の着陸後、「操縦性能が高く、すべてのシステムが正常に稼働し、初飛行前の予想と合致した。空中飛行は非常に順調で、初飛行に成功した」と報告した。

「願景SF50」は、中航通用飛機米国シーラス公司が開発した、高性能ピストン機と小型ジェット機の間の空白を埋める最新機種で、中国航空工業集団公司が初めて市場法則に基づき独自に投資・開発した革新的・革命的な航空機だ。今回の初飛行の成功は、同社が世界資源の統一利用により汎用航空を発展させた、新しい成果であると評価されている。

「願景SF50」は現段階において、世界で許可証取得を計画している唯一の小型ジェット単発機であり、構造設計、飛行性能などの面で大胆な挑戦と模索を実施し、7つの座席と与圧室を設置し、複合材料機体を採用し、航空機全体パラシュートを搭載した。最高巡航速度は555キロ、通常巡航速度は390キロに達し、燃料満タン時の最長航行距離は2200キロに達する。同機は高い快適性・安全性・経済性を持ち、飛行とコントロールが容易で、コストパフォーマンスが高い。同機は個人用機の所有者、商業利用者の価値観を体現し、高性能ピストン機（シーラス「SR22T」など）のパイロットに、利便性の高いモデルチェンジの選択肢を提供した。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年3月27日