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中国科学院、白亜紀後期の鳥類の化石を初発見

 

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の研究員の論文「中国白亜紀後期初の反鳥類」が、このほど3月に刊行された米「古脊椎動物学ジャーナル」に掲載された。この「楚雄微鳥」と呼ばれる化石は、中国で初めて白亜紀後期の地層から発見された鳥類の化石で、中国南方で初めて発見された中生代の鳥類の標本でもある。この発見により、中国の中生代鳥類の時代、地理的分布の範囲が拡大された。中国科学報が伝えた。

反鳥類(エナンティオルニス類)は中生代の中で種類の最も多い、地理的分布範囲が最も広い鳥類だ。しかしこれまでは、反鳥類の化石は遼西(中国東北地区の遼河以西の地域)の熱河生物群、内蒙古(モンゴル)、甘粛省の白亜紀前期の地層からしか発見されていなかった。

同研究所の徐光輝氏は2011年、雲南省楚雄イ族自治州の白亜紀後期の川底から、ある鳥類の標本を発見した。詳細な研究によると、この新たな鳥類には典型的な反鳥類の特徴があり、同時にその独特なふ蹠骨と踵の形状がすでに知られているその他の反鳥類とは異なっており、反鳥類の新種であることが明らかになった。

同論文の筆頭著者の王敏氏は、「この新たな鳥類は小型で、上膊骨の長さは20mmしかなく、すでに知られている反鳥類を下回る。進化の過程において、反鳥類の体は巨大化の流れを示した。この新たな鳥類の大きさは、同時代の反鳥類の5分の1以下だ」と指摘した。ゆえにこの発見は、人々の白亜紀後期の反鳥類の大きさの多様性に関する認識を豊かにし、研究者によって「楚雄微鳥」と命名された。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年3月25日

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