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玉兎号が月の3日目の昼に定点観測を実施。写真は玉兎号に搭載されているパノラマカメラ(左カメラ)が撮影した、着陸機と月面のカラー画像。 |
中国国家国防科技工業局が明らかにした情報によると、23日未明、月探査機「嫦娥3号」の着陸機が再び、月の夜のスリープ状態に入った。これに先駆け、月面ローバー「玉兎号」も、22日午後に眠りに落ちた。人民日報が伝えた。
月の3日目の昼、着陸機と玉兎号に搭載された科学探査用機器が再起動し、計画通りに科学探査を実施した。
着陸機に搭載されている光学望遠鏡と極紫外線カメラは正常に稼働した。望遠鏡は毎日天体観測を行い、月の緩慢な自転が、天体の連続的な観測に対して独特な環境条件を提供した。極紫外線カメラは月の昼の前半と後半に、地球のプラズマ層の観測を実施した。
玉兎号は月の3日目の昼に、定点観測を実施した。地球上の応用システムが伝送されたデータに基づき分析したところ、玉兎号に搭載されているパノラマカメラとレーダー装置は良好な状態を維持しており、赤外線分光計の赤外線のデータも正常となっている。しかし、以前発生した制御面の異常はいまだ解消されていない。
中国初の太陽系人工小惑星となった衛星「嫦娥2号」はこのほど、中国の深宇宙探査の最長距離を更新し、すでに地球から7000万キロ以上離れたことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月24日 |