クリスマスが訪れようとする中、月探査機「嫦娥3号」の着陸機と月面ローバー「玉兎号」は、緊張に包まれながら作業を続けている。北京宇宙飛行制御センターは現在、着陸機の夜間スリープ前のすべての状態設定作業を完了した。着陸機と月面ローバーは12月25日より、月面の夜間スリープ状態に入る。新華社が伝えた。
同センターの情報によると、着陸機の地形カメラは23日8時から24日8時までの24時間内に、異なるピッチ角で5枚の360度パノラマ写真を撮影した。以前の作業量ならば、1日1枚のみだった。また月面ローバーは赤外線分光計の充電、その場での方向転換などの月面探査を継続した。
科学者は24日午前1時頃に、着陸機のCCPL回路の試験を実施した。同試験の目的は、月の夜における着陸機の温度維持能力の検証だ。計画によると、着陸機は25日午前7時頃にスリープ状態に入る。月面ローバーはその後を追うようにして、26日午前1時頃にスリープ状態に入る。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月25日
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