呉報道官は、「第3期の任務の完了は、中国の月探査プロジェクトの終了を意味せず、新たなスタートラインを意味する。しかし今後の月探査プロジェクトの計画については、現在も検討中だ」と語った。
◆全天候・深宇宙の測量・制御を実現へ
中国の深宇宙測量・制御能力について、月探査プロジェクト第2期測量・制御システムの副チーフエンジニア、北京宇宙飛行制御センターのチーフエンジニアの周建亮氏は、「中国は嫦娥1号・2号の月周回期間の測量・制御任務を完了した際に、測量・制御能力を40万キロまで延長した。その後さらに嫦娥2号のさらなる実験を実施した。嫦娥2号を月周回軌道からラグランジュ点へ到達させ、トータティス小惑星を通過させた。嫦娥2号は現在、地球から6400万キロ以上離れており、太陽を巡り飛行する小惑星になったが、依然として深宇宙ステーションのコントロール下にある」と述べた。
周氏は、「中国はすでに佳木斯(ジャムス)と喀什(カシュガル)に深宇宙ステーションを建設し、中国の幅広い国土を十分に活用しているが、深宇宙探査機の測量・制御に対するフォローの全天候化が実現できておらず、毎日8-10時間の盲点が存在する。将来的にはこれを補い、深宇宙測量・探査の全天候のフォローを実現する必要がある」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月17日
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