中国国家国防科技工業局が明らかにしたところによると、月探査機「嫦娥3号」は10日午後9時20分に、100×100キロの月周回円軌道から、15×100キロの楕円軌道に降下した。これは月面着陸に向けた、予定通りの準備軌道だ。新華社が伝えた。
今回の軌道変更は、月の裏側で実施された。北京航天飛行制御センターは同日午後6時、嫦娥3号の角度調整と軌道変更に関するデータを入力した。嫦娥3号は午後8時37分に、月の裏側に移動した。午後9時20分にはエンジンの点火に成功し、起動変更を開始、午後9時24分に月の正面に戻った。地上測量・制御ステーションの監視データに基づく分析により、嫦娥3号は月から平均約100キロ離れた月周回円軌道から、15×100キロの楕円軌道に入ったことが確認された。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月11日 |