中国のスパコン「天河一号」を支援プラットフォームとするプロジェクト「わが国の煙霧観測・データ予報モデルシステム研究」が、このほど開始された。同研究は全国・地域・都市を連動させた煙霧の予報・警報の実現を目指し、北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタで深刻な煙霧が発生した場合の、緊急予防・対策システムを構築する。新華社が伝えた。
国家スパコン天津センター応用研究開発部の孟祥飛部長は、「研究者らはスパコンを利用し、実質的な影響要因をまとめ、数値シミュレーション模型を形成し、シミュレーションの結果と実際の観測データを比較してから模型を改良する。3-5年間の取り組みにより、模型を利用し煙霧の発生と形成を正確に予報できるようにする」と説明した。
同研究は中国気象科学研究院、中国国家気象センター、清華大学、国家スパコン天津センターなどの部門が共同推進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月9日 |