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北京週報>>文化・科学・観光  
東アジアのドラマ、スローテンポ化、短縮化、娯楽化が進む?

■中国ドラマの回数は今後どんどん減少していく?

今回、視聴した日本ドラマ「とんび」はわずか10話で、韓国ドラマ「学校 2013」も16話と短めだ。対して、中国ドラマ「北京青年」は36話もある。「とんび」の演出を務めた平河雄一朗氏によると、「とんび」はTBSで毎週月曜日に1話ずつ放送され、93分の第一話と、73分の最終話以外は、尺はすべて46分で、放送期間は3カ月だという。また、韓国ドラマ「学校 2013」の演出・プロデューサーを務めたイ・ミノン氏によると、同ドラマはKBSで毎週月・火曜日の夜に各1話ずつ放送され、1話70分で放送期間は2ヶ月だという。イ・ミノン氏は、「学校」シリーズのドラマについて、「これはすでに1999年から撮影してきた『学校』シリーズの第4弾にあたる」と語る。

雑誌「当代電視」の劉原副社長は、「日本ドラマや韓国ドラマの大部分は各クール毎に放送される。撮影しながら放送していく形式で、ワンクール10数話で完結する。これは日本と韓国の人々の心理状態や視聴習慣、テレビ局の放送システムによって決定されたものだ」という見方を示した。「日韓ドラマは視聴率さえ良ければ、いくらでも撮り続けてもいいという米国ドラマとは異なる。我々のテレビ局が放送するテレビドラマは広告費から製作されたもので、広告収益はテレビ局の収益全体の40?50%を占める。しかも、通常のテレビドラマは放送する前に、広告枠が売り出されるてしまうので、ドラマの回数によって放送期間が決まる」と説明する。劉氏は、中国の視聴者数は極めて多いが、放送システムは未だに不明慮だという見方を示した。「韓国は国営のKBS、半官半民のMBC、民放のSBSなどといったように、国営チャンネルと民放チャンネルとに分かれており、国営チャンネルには広告がない。このような韓国の利益配分システムは、中国が討議・研究するべきものだ」と指摘する。

■中国テレビ番組は今後ますます娯楽化していく?

3カ国が持ち寄ったバラエティ番組では、韓国の「Dad, Where Are We Going?」(パパ!どこ行くの?)が極めて大きな注目を浴びた。これは、湖南衛星放送がこの番組のリメイク権を購入し、同タイトルでごく最近放送を開始して大ブレイクをしていることによる。

中国が選出したバラエティ番組は、CCTV農業チャンネルで放送されている「郷約--広西陽朔県」だ。同番組のプロデューサー・司会を務めている肖東坡氏は、テレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」と韓国の「Dad, Where Are We Going?」の二つのバラエティ番組は共に非常に娯楽性に富んでいるという見方を示す。特に、「YOUは何しに日本へ?」はその傾向が顕著だ。「YOUは何しに日本へ?」はカメラマンと記者が日本の空港に行き、海外から日本に降り立ったばかりの各国旅行者を取材し、「なぜ日本に来たのか?」という問題を直接尋ねるというものだ。旅行者たちの答えはバラエティに富んでおり、なんとも気楽で面白い。しかし、番組の中に中国人旅行者は登場しない。これについて、演出家は、「日本に訪れる中国人旅行者は非常に多いが、カメラマンたちが撮影した中国人旅行者は比較的保守的で、素朴な人たちだったので、選ばれなかった」と説明した。

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