中国工業・情報化部(工業・情報化省)は4G営業許可証の交付前に、中国で第一陣となる4G携帯電話ネットワークアクセス許可を交付した。杭州市、寧波市、温州市の通信キャリアは28日、全国初の4G携帯電話を発売した。新華網が伝えた。
許可証を獲得した4G携帯電話は、サムスン「GT-N7108D」(Note II携帯4G版)、ソニー「M35T」、中興(ZTE)「U9815」、酷派(Coolpad)「8735」。上述した4機種はすでに中国工業情報化部の4Gネットワークアクセス許可を取得しており、TD-LTE・TDS・GSMなどの規格をカバーする。
浙江移動(チャイナ・モバイルの浙江省の子会社)の関係者は、「杭州市・寧波市・温州市は4G試行都市に指定されており、モバイル4G網のカバーを実現していたため、4G許可証の交付前に4G携帯電話を発売できた。4G携帯電話にはTD-LTEモジュールが内蔵されているが、これは中国が独自開発した4G技術の中核的なハードだ。4G携帯電話はデュアルSIMを搭載し、3Gと4Gの切り替えが可能だ」と説明した。
4G携帯電話の最高下り速度は80Mbps以上に達する。これは主流3Gネットワークの10倍以上の速度だ。例えば2GBの映画の場合、数分間でダウンロードが完了する。またネットワーク遅延は0.05秒未満と、3Gの4分の1のみだ。時速100kmの車内でも、4G携帯電話はスムーズにサービスを提供できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月30日
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