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北京週報>>文化・科学・観光  
ロボット魚 中国が開発をリード

 

魚類は数億年の進化を経て、様々な生存環境に適した外観・構造・運動方式を形成した。高速で泳げるメカジキ、空を羽ばたくトビウオ、逆流をのぼるサケなど、船舶のスクリュー推進をも上回る効率・機動性・低騒音性・加速性を誇る魚の泳ぎ方は、研究者の注目を集めている。魚類の研究とシミュレーションによる、高効率・省エネ型の推進器、高い機動性を持つ水中船舶の開発は、高い応用価値を持つ。これによりロボット研究の新たな分野、ロボット魚が生み出された。人民日報が伝えた。

ロボット魚は魚類の体・尾ひれ・胸びれ・背びれ・腹びれ・臀びれの構造およびその運動を分析した上で、機械設計・自主制御・コンピュータ技術・電子技術などの多くの専門的知識を採用し開発された、魚の泳ぎをシミュレートできる水中ロボットだ。ロボット魚は水中高効率推進システムの設計と制御の手段の研究に用いられる。

中国はロボット魚に関する多くの研究を進めており、世界トップクラスに達している。現時点ではアジ科・コイ・イルカのロボット、長いひれの波動運動による水中推進船舶、複合型ロボット魚などのオリジナルロボットを開発している。尾びれ推進、長いひれの波動運動推進、高機動方向転換、高速スタート、逆推進、浮上・潜水運動、水深維持、姿勢維持などの重要コントロール技術を研究し、独自の知的財産権を持つ技術と手段を形成し、ロボット魚の水中三次元高機動遊泳、ロボットイルカのジャンプといった特色あふれる運動を実現した。中国のロボット魚研究は海外の同業者に大量に引用され、開発されたロボット魚も英国・ドイツ・オーストラリアなどの国内外の大学の科学研究、および国内の各科学技術館の展示に用いられている。(編集YF)

「人民網日本語版」2013年9月27日

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