北京市でこのほど、初めて4Gの快速な通信速度を体験した携帯電話利用者が誕生した。北京移動(チャイナ・モバイルの北京支社)が明らかにした情報によると、同社は27日より4000人の携帯電話利用者に4G端末を配布し、6カ月の体験キャンペーンをスタートさせた。北京晩報が伝えた。
北京移動は募集した4000人のユーザーに、3種類の4G体験端末(4Gネットワークアダプタ、Mi-Fi、4G無線ゲートウェイ)を提供した。そのうち4Gネットワークアダプタは3Gのものと似ており、USBをパソコンに差すことで使用する。Mi-Fiは「ネット接続の伴侶」と呼ばれ、4G回線信号を携帯電話・iPad・ノートPCに使えるWi-Fi信号に変換できる。4G無線ゲートウェイは一般的な無線ルーターに似ているが、利便性がより高く、いつでも移動が可能だ。
北京市内の現在の4G回線のカバー範囲は、東・西・北三環路内および、南は広安大街までの地区、清華大学・北京大学のキャンパス内、北京国貿(CBD)エリア、国際園林(ガーデニング)博覧会の会場内など。
◆30Mのブロードバンドに相当
4Gのダウンロード速度はどれほど速いのだろうか。記者が実験したところ、信号をキャッチしやすい屋外の場合、携帯電話のダウンロード速度計測ソフトが示した下り速度は2-3MB/sの間となり、最高で約4MB/sに達した。これは約30Mのブロードバンドに相当する。
記者はノートPCでMi-Fiに接続し、迅雷(ダウンロードソフト)により100MBの動画をダウンロードしたところ、1分も経たないうちに完了した。下り速度はピーク時に約3MB/sに達し、記者が家庭内で使用している10Mの光ファイバーブロードバンドの速度にそれほど劣らなかった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月29日 |