中国国家国防科学技術工業局が明らかにした情報によると、月探査プロジェクト重大特別計画の指導チームは8月28日、第11回会議および嫦娥3号任務開始会議を開き、月探査機「嫦娥3号」の任務が開発・建造段階から打ち上げ実施段階に入ることを許可した。嫦娥3号は今年年末に、西昌衛星発射センターから打ち上げられる予定だ。人民日報が伝えた。
月探査プロジェクト第2期の嫦娥3号の任務は2008年2月に立案されてから、21カ月に渡るプラン設計、26カ月に渡るプロトタイプの開発、20カ月に渡るフライトモデルの開発という3つの段階を経て、設計の分析とシミュレート、衛星の試作、実験・検証、独立審査、品質再検査などの開発・建造業務を完了した。嫦娥3号は組み立て、各種大型実験、出荷前の検査を完了し、準備万端となっている。打ち上げ用ロケットは組み立てと1回目の出荷前の検査を完了し、計画通りの出荷が可能だ。発射場、コントロールシステム、地上応用システムはいずれも審査に合格し、すでに任務執行能力を備えている。発射場は内部の建物および設備の改造と、合同訓練を完了した。コントロールシステムは深宇宙ステーションの開発・建造およびシステム間の連絡に関する実験を完了した。地上応用システムはソフト・ハード建設、実験・検証、システム間の連絡に関する実験を完了した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月29日 |