韓国の未来創造科学部と科学技術評価院は、12日に発表した「2012年度技術水準評価報告書」の中で、120項目の国家戦略技術のうち、韓国は全体的に中国より1.9年進んでいるが、中国が急激に追い上げていると指摘した。韓国のネットユーザーはこれについて活発に議論し、中国の技術力が過小評価されているとした。環球時報が伝えた。
韓国の毎日経済新聞は12日、「この120項目の技術のうち、韓国の29項目の技術は中国より3-7年、68項目の技術は1-3年進んでいるが、9項目の技術は1年も進んでいない。しかし中国はすでに、13の項目で韓国を抜いている。中国のロケット技術は韓国より7.2年、宇宙調査技術は6.1年、宇宙船開発・制御・運行技術は4.5年、有人宇宙技術は3.8年進んでいる。また中韓両国の、熱核融合の技術水準には大きな開きがない。米国の技術水準を100とするならば、EUは94.5、日本は93.4、韓国は77.8、中国は67となる」と伝えた。
韓国人の間では、活発に議論が展開されている。一部の韓国人学者は、「中国は30年間の発展で非凡な成果を獲得した。西側諸国からのハイテク封鎖を受け、中国は独自に技術を開発するしかない。つまり中国は今後も発展を続けることになる」と指摘した。ある韓国人は、「韓国では成績の良い学生は医学や法律(いずれも高所得)を学んでおり、工学など誰も学ばない」と語った。あるネットユーザーは、「これは韓国独自の調査であり、韓国の宇宙技術が中国より数年しか遅れていないなんて悪い冗談だ。中国は1970年代に衛星打ち上げに成功している。数十年遅れているというべきだ」、「中国は海外留学の経験を持つ人材が多く、資金面でも余裕がある。韓国もこれからは中国を頼みとするかもしれない。日本は今後下り坂に入るだろう」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月13日 |