北京では22日より、携帯電話をかざすだけで地下鉄の自動改札を通過したり、買い物ができるようになる。北京移動と北京市政交通一カ通有限公司は21日、「戦略提携枠組み協定」を結び、「移動NFCモバイル一カ通」サービスの開始を宣言した。北京晩報が伝えた。
同サービスは、中国移動(チャイナモバイル)が「お財布携帯」業務を全国的に普及させるための重要な一歩であり、NFC(近距離無線通信)技術を中国の交通業界に応用したのはこれが初となる。
移動NFCモバイル一カ通は、中国の交通系ICカード「市政交通一カ通ICカード」の機能を携帯電話のSIMカードに集約したもので、中国移動が認証するNFC対応携帯とNFC-SIMカードを組み合わせるだけで、携帯をかざすだけで改札を通過できるようになる。同サービスは、北京市の全てのバス路線、地下鉄路線および、一カ通カードで決済できる店舗で利用できる。
北京移動のユーザーは、金融街、東中街、西単、王府井などを含む、37カ所の指定キャリアショップでNFC一カ通専用SIMカードの手続きを行うことができる。新規契約者の場合、10元でNFC-SIMカードを購入すると、10元分の無料チャージが付くため、実質無料となる。新規契約でない場合も、NFC-SIMカードを20元で購入すれば、10元分の無料チャージが付く。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月23日 |