「バンコク、パタヤ、プーケット島などは、中国人観光客にとって以前から馴染みのある観光地だ。ツアー新商品を開発するため、タイ国政府観光客はこの2年、チェンマイのPRを続けてきたが、残念ながら効果はいま一つだった。ところが、『Lost in Thailand』公開後わずか一週間で、チェンマイという都市の名前が多くの中国人の間に知れ渡ることになった。この映画は、2月7日にタイで公開される。タイ国政府観光局は、新しい合作映画の制作について、中国側からオファーを受けた。我々は、この話が、中国人観光客の興味をさらに拡大させ、タイを訪れる中国人が一層増えることを確信している。」
○中国、マレーシアを上回りタイの最大の顧客源国に
アムヌアイ氏は、「2012年、タイを訪れる外国人観光客は延べ2100万人を突破、2011年比5%増加した。同年、タイにもたらされた観光収入は9650億バーツ(約3兆69億円)、同24%増。中国人観光客は延べ280万人を突破、タイを訪れる外国人観光客総数の12.11%を占めた。中国はすでにマレーシアを上回り、タイにとって最大の顧客源国となった」と述べた。
タイの各大型百貨店や主要商業エリアでは、ここ数日、提灯や飾り物など春節を迎える準備が進められ、さまざまな迎春セールや文化イベントが始まっている。バンコクのチャイナタウンでも、深紅の灯籠が多数掲げられ、連休中には、中国物産展、ミュージックコンサート、「バンコク杯」獅子舞コンテストなど様々なイベントが開催される。中国文化部とタイ国政府観光局は、春節連休中に「春節快楽」イベントを共同で開催、中国政府によってタイに派遣されたハイレベルの政府文化代表団や大人数で構成された大型芸術団が、パフォーマンスを繰り広げる。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年2月5日 |