宇宙船「神舟9号」と宇宙実験機「天宮1号」の手動ドッキング成功に伴い、内蒙古自治区・四子王旗に位置する宇宙船の主着陸場では25日、神舟9号と3人の宇宙飛行士の帰還に向けた準備態勢に入った。北京日報が報じた。
中国有人宇宙飛行プロジェクトの重要な1部分である着陸場システムは、主着陸場、副着陸場、陸上緊急捜索救助、海上緊急捜索救助、通信と医学的監督・保障の5つのサブシステムに分かれており、神舟1号から神舟8号まで、中国の宇宙船全てが四子王旗の主着陸場に着陸している。
宇宙船回収と宇宙飛行士捜索救助に参加する各人員・設備はすでに主着陸場に到着し、訓練や総合リハーサルが行われた。各サブシステムに異常はないという。
宇宙飛行士システム総設計師の姜国平氏によると、宇宙飛行士は天宮1号を再訪した後、まずは宇宙機のステータス設定などを行う。その後は1日のスケジュールに従い、日課の医学的モニタリングや気体の採集、無重力状態の生理的作用などの各実験を実施する。帰還に向けた事前準備も重要な任務の1つだ。
天宮1号内における科学実験は順調に実施されており、実験データはすでに地上へと伝送され、科学者によるさらなる分析研究が進められている。(編集SN)
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「人民網日本語版」2012年6月26日 |