神舟9号の打上げ時、テレビ画面に映る3人の宇宙飛行士はそれぞれ手にした「飛行マニュアル」を注視していた。飛行マニュアルとは何か?誰が制定したのだろうか?新京報が報じた。
宇宙飛行士システム総体室副主任の陳欣氏によると、飛行マニュアルは宇宙飛行士の行動指針であり、プロジェクト内容および、各システムの飛行士に対する要求が総括されている。
神舟9号の飛行マニュアルは、▽通常飛行時マニュアル▽ドッキング時マニュアル▽緊急・故障時対応マニュアル▽ドッキング目標機(天宮1号)の緊急時・故障時対応マニュアル▽宇宙船操作ガイド▽ドッキング目標機操作ガイド--の6大カテゴリーで、計8冊、約1千ページに上る。
宇宙飛行士は宇宙でさまざまな状況に遭遇する可能性がある。13日間の任務中、不測の事態への対応を含む、全ての操作プロセスがマニュアルに収められている。
陳副主任は「例えば、故障関係の問題は全て緊急・故障時対応マニュアルの中にまとめてあり、フローチャートもある。もし故障時はどのように対処すべきか、マニュアルに全て書いてある」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年6月19日 |