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有人宇宙船「神舟9号」に搭乗する乗組員3人が記者会見 |
中国が16日に打ち上げる有人宇宙船「神舟9号」に搭乗する乗組員3人の記者会見が15日、同国北西部の酒泉衛星発射センターで行われた。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。 同日午後5時30分、青色の訓練服に身を包み、姿を現した景海鵬飛行士、劉旺飛行士、劉洋飛行士の3人は、会場に集まった国内外の記者に手を振りながらあいさつ。温かい拍手で迎えられた。3人と記者たちとの間は、病原菌の感染を防ぐため、巨大なガラスで仕切られている。 景海鵬飛行士は今回実施する手動ドッキングについて、「100メートル先にある針の穴に糸を通すようなもの」と難しさを表現し、「飛行士の空間認識能力や手と目の協調性、心理的な素養が試される。十数日間連続で無重力状態に置かれるため、身体的な負担も大きい」と説明。「今回の任務に備え、苦しい訓練を行い、視線や表情、しぐさで互いの考えが分かるまで3人の息が合ってきた」と語った。 中国第1陣の宇宙飛行士である劉旺飛行士は14年間の訓練を経て今回の宇宙飛行に臨む。「宇宙飛行は、全ての宇宙飛行士の夢。今頭の中にあるのは責任の2文字。今回の飛行任務を成功させる自信がある」と意気込みを語った。 中国で初めて女性として搭乗する劉洋飛行士は「性別が違っても、一人の宇宙飛行士として直面する試練は同じ。宇宙は女性だからといって手加減はしてくれない」と覚悟を示すと同時に、「今回の宇宙飛行には大量の科学実験が予定されているが、任務の合間に無重量の感覚や美しい地球もできる限り堪能したい」と期待を語った。(編集YT)
>>【特集】神舟9号 「人民網日本語版」2012年6月16日
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