日本のギター界の第一人者・鈴木厳氏(80)は15日、河北省保定市で、青少年6人に演奏を指導した。鈴木氏は、「どんな曲でも、ただ音符を追うだけでなく、情感を込めてください。音楽には魂が最も大切です」と語りかけた。ウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
3時間の交流のなかで、鈴木氏はギターを愛する青少年一人ひとりの演奏に耳を傾け、足りない点を的確に指導した。鈴木氏は、「初めて中国を訪れたのは1987年でした。これまで十数回の訪中で、北京・上海・珠海・青島など10以上の都市に赴きました。それぞれ、非常に印象深く残っています。近年の中国のギターの急速なレベル向上は、目を見張るものがあります」と語った。
鈴木氏は1955年に東京で初のソロリサイタルで演奏、1957年にはモスクワ国際ギターコンクール第1位金賞を受賞し、以降、毎年リサイタルを開催してきた。半世紀以上に及ぶ氏の足跡は世界各地に広がる。今回の訪中では、山西省太原市、内蒙古自治区フフホト市、遼寧省瀋陽市も訪れる。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年5月17日 |