最後に、中国の開放が進み、中国人が海外へと出て行くチャンスが増えるにつれ、中国人観光客の海外旅行はより多元化され、消費方法や消費モデルにも既に変化が生じている。日本の関西経済産業連合会が行なったアンケート調査によると、大多数の中国人観光客が日本の工場見学を希望しているという。
20~30代の若者のうち7割近くの人が、日本の食品加工業に一番興味を持っており、現代工芸と伝統工業製品製造業が後に続く。他にも、中国人観光客は日本の環境産業に対しても興味津々である。
これらの状況から分かるように、中国人観光客の消費傾向はショッピングでの消費から、文化的消費へと変わりつつあるということだ。日本の関連部門は、これらの変化を着実に把握し、状況に合った行動を起こすべきである。これらの需要に適応できて初めて、日本の文化的要素を持つ観光資源を開拓し続ける事ができ、「観光立国」の戦略を実現し、発展し続ける事ができるのである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月8日
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