日本初の宇宙飛行士で日本科学未来館の毛利衛館長はこのほど、日本側の委員として第5期中日友好21世紀委員会第3回会議に参加した際、「中国網日本語版」の取材に応じ、中国初の宇宙ステーション「天宮一号」は中国ばかりでなく、他の国の役にも立つと述べた。
毛利氏は、22日、温家宝総理との会見において「天宮一号」の成功裏の打ち上げに祝福の意を伝えたとし、「国際宇宙ステーションは今15カ国が協力しているが、スペースシャトルが退役したため、今はロシアだけのロケットで人が打ち上がる。中国が宇宙ステーションを作り、「神舟8号」が着くようになれば、中国ばかりでなく他の国の役にも立つ。新しい実験、地球を観測する場所として全世界の人と協力してやって欲しい」と希望を述べた。
今後の中日間の宇宙開発事業の協力について、毛利氏は、「日本は国際宇宙ステーションに「きぼう」という大きな実験棟を上げて、地上の研究者が宇宙実験にたくさん参加している。8人の宇宙飛行士がすでに宇宙でいろいろな仕事をしていて、現在も滞在中の宇宙飛行士がいる。中日の研究者が協力してさまざまな科学研究を進めてほしいと思う」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月28日 |