中日両国の国交回復40周年を記念する訪中公演の一環として、松山バレエ団は14、15両日、北京の天橋劇場で新「白毛女」を上演した。同バレエ団の訪中公演は13回目。9、10日には上海、19、20日には重慶でも公演。 新「白毛女」は同バレエ団の清水哲太郎総代表と森下洋子団長が主役を演じる。同バレエ団は1948年の創立以来、バレエを主軸として両国間の相互理解や友情の促進に努めてきた。これまでの訪中公演で、中国の毛沢東初代国家主席や周恩来初代総理、江沢民前国家主席ら歴代指導者とも面会した。 15日の公演は温かい雰囲気の中で行われた。新「白毛女」は、コストを度外視して制作された舞台芸術や変化に富んだ舞台背景など見どころが多数。すばらしい演技に観客席からは惜しみない拍手が送られた。カーテンコールでは、役者たちが少しぎこちない中国語であいさつを丁寧に述べた。真心のこもった言葉は心の奥底に響き、観客は役者と一緒になって涙を流した。あいさつの中では、「白毛女」との出会い、2世代にわたる訪中公演までの道のり、作品に込められた中国人への謝罪の気持ちや中日友好への思いなどが語られた。(編集YT)
「人民網日本語版」2011年10月17日
|