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今や、宇宙飛行士でなくても、宇宙旅行の夢が叶う可能性がある。そして、まもなくその可能性をつかむのは中国人かもしれない。中国広播網が伝えた。
宇宙への観光旅行を計画する米スペース ・アドベンチャーズ社(米バージニア州)のCEOがこのほど中国を訪問し、中国人富豪向けに「月への観光ツアー」チケットを1枚1億5千万ドル(約10億元)で販売することを明らかにした。
10億元というと、一般人にとっては天文学的数字だが、中国の億万長者にとって宇宙旅行の夢を叶えるために10億元を支払うのは、我々一般人が欧州に旅行に行くのと同じ感覚なのかもしれない。
このチケットが中国人富豪をターゲットとしているのは明確だ。スペース ・アドベンチャーズ社の中国代理業者である香港太空旅遊有限公司の総裁は「私たちは中国人富豪を歓迎している。10億元を出せば世界で2枚目の月への観光チケットが手に入り、中国人初の宇宙観光客となれる。このチケットを手にした人は、1枚目のチケットを買った人、そして1人の宇宙飛行士と共に、2015年にロシアのソユーズ有人宇宙船で宇宙行きの夢を叶えることとなる」と語る。
ある情報筋によると、1枚目のチケットの購入者はあのジェームス・キャメロン監督である可能性が高いという。
スペース ・アドベンチャーズ社は1997年に設立した、一般人の宇宙旅行を計画する企業。ロシア宇宙局と提携し、近年は積極的に私営宇宙船の開発を行っている。これまでにロシアの宇宙船の力を借りて8度にわたり宇宙ステーションまでの旅行を実施しており、世界各国の富豪計7人が宇宙旅行を行っている。うち、Microsoft社のプログラマーであるチャールズ・シモニー氏は2度訪れているほか、女性、親子などの旅行者もいるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月17日
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