月探査衛星「嫦娥2号」の各システムや技術の状態は良好で、打ち上げ前の準備はほぼ整った。西昌衛星発射管制センターが29日に行った記者会見で、月探査2期計画の4大システムの担当者はそれぞれ次のように述べた。
西昌衛星発射センターの陶鐘山総工程師は、嫦娥2号の打ち上げにあたり、発射場では100項目以上のシステム技術が改良された。ロケット、衛星とも発射場でのテストが順調に行われていると紹介。
中国運搬ロケット技術研究院のカク照平副院長は、嫦娥2号を打ち上げる長征3号C型ロケットは2年の開発を経て、今年5月に組み立てられ、9月3日に西昌に運ばれた。30日に燃料の注入が始まることを明らかにした。
衛星システム副総設計師の饒偉氏は、7月10日に嫦娥2号が゙発射場に空輸されてから、設備の状態確認が行われてきた。現在、衛星の品質は安定し、性能指標はすべて要求を満たしていると語った。
地上応用システム総指揮の劉暁群氏は、「前回の経験から今回はより月に近く、解像度が高い画像を撮影する。嫦娥2号から送られてくる月の写真はさらに美しく、完璧なものだろう!」と期待を示した。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年9月30日
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