月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げに向けた、衛星、ロケット、発射、観測制御など各システムの最終合同リハーサルが28日午後に行われた。関係者によると、総検査と名づけられたこのリハーサルは、実際の打ち上げと全く同じ標準に基づき行われたという。本番との唯一の違いは、燃料を注入していないことだ。「長江日報」が29日に伝えた。
28日午後1時ごろ、貴陽市から訪れた最後の参観者が帰り、西昌衛星発射センターのドアは閉じられた。対外開放は「嫦娥2号」打ち上げの翌日から再開するという。西昌衛星発射センターの外を走る広い林道には人影がまばらで、時折数台の軍用車が出入りしているほか、パトカーが各区域を絶えずパトロールを行っていた。
関連方面は現在、10月1日午後7時に打ち上げを行う予定で準備を行っているという。特殊な情況が発生しない限り、「嫦娥2号」は国慶節の夜7時に月へ向けて旅立つ。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年9月29日 |