| 本紙記者 昝继芳 陳文
海外旅行はすでに多くの中国人にとって難しいことではなくなった。各国にある博物館は観光客がよく訪れるところだ。中国人について言えば、博物館でその国の芸術作品の傑作を鑑賞できるだけでなく、さらに国内で目にしたことのない多くの中国の文化財にも“邂逅”できる。このように多くの中国の文化財が海外の博物館に完ぺきな形で収蔵されていることに、異国を旅した中国人旅行者は驚きいぶかしく思うだろう。
先ごろ、本誌の陳文、昝継芳両記者が米国のアート・インスティチュート・オブ・シカゴ、ハーバード大学フォッグ美術館、ボストン美術館のスタッフを取材、海外にある中国の文化財の状況について理解を深めた。取材内容は以下の通り。
――中国の芸術品や文化財を収蔵し始めたのはいつからですか。収蔵品は主にどこから手に入れたのでしょう。
エリナ・ペアレステイン(アート・インスティチュート・オブ・シカゴ)――中国館が開設されたのは1922年です。最初の収蔵品の一部はカルホーン夫人からのもので、彼女の夫は米国の駐中国大使を務め、1909-13年の間、夫婦は北京の故宮の付近に住んでいました。ここにカルホーン夫人の信書の一部が珍蔵されていますが、その中で、当時、従来から米国大使館が販売していた中国人のところから紡織品を購入したようなことに触れています。また清代隆裕の皇太后(1868-1913)が彼女に贈った絵も大切に所蔵しています。実際、シカゴ人の多くは中国と直接的な関係を持っており、カルホーン夫人はその最も初期の人なのです。
ロバート・D・モーリー(ハーバード大学フォッグ美術館)――当館最初の中国の芸術品は、1919年にハーバード大の交友ヘルベイ・ウェットゼル氏から寄贈されたものです。氏の遺志に沿い、その収蔵品は母校のハーバード大とボストン美術館に贈られました。氏の収蔵品は文化的に多元で、年代が非常に幅広いだけでなく、イタリア・ルネッサンス時代の絵画から中国の祭祀用の青銅製器、そして韓国の陶器にまで及んでおり、いずれも逸品です。
ケリー・ギフォード(ボストン美術館)――当館が寄贈された最初の中国の芸術品を受け取ったのは1878年、1898年には初の中国芸術品展を開いています。20世紀に入ると、アーネスト・フェノロサやデンマン・ワルド・ロス、岡倉覚三らが惜しみなく寄贈したことで、中国芸術品の数は徐々に増えていきました。最近受け取った寄贈品はジェウェル氏の収蔵品。T.エドソン・ジェウェル夫人(米国の初代駐中国大使の孫娘)が1991年に19世紀の清代宮廷の芸術品118点を贈ってくれました。この収蔵品は慈禧皇太后(1835-1908)が彼女の祖父母、エドウイン・ハード・コンガー夫婦に贈ったものです。書画や印刷品、陶磁器、紡織品、写真、金属製品などです。
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