内モンゴル自治区赤峰学院紅山文化国際研究センターは近年、紅山文化部落を研究する中で、紅山文化社会において権力層、権力層内部の等級付け、葬儀の形成はいずれも夏、商、周の社会に似通う特徴を見せたのを発見した。
紅山文化時期に、数百キロの地域にまたがる部落連合体が現れ、この部落の域を超える社会組織は次の特徴がある。1、女神崇拝を中心とする複数の神崇拝が流行る。2、権力階層は現れる。3、権力階層内に等級付けはある。4、高い階層の管理権限は「神」権支配を通じて獲得する。5、葬儀は出る。
席永傑主任は「紅山文化部落の形態特徴と夏、商、周の社会形成を比較して見て、紅山文化の部落連合体は一部の面で三代社会をはじめとする中国の早期国家の形態特徴に近いことを発見した。しかし、両社会の区別も明らかだ。紅山文化の女神廟は三代社会の男性先祖本位の宗廟と違う。牛河粱で、中心墓の主人をはじめとする最高階層は連合体と異なる社団から来て、三代社会の王様が同族であることと本質的に違う」と語った。
席永傑氏はそれに基づいて、「紅山文化社会の政治組織形態は三代社会をはじめとする中国の早期国家までまだ一定の隔たりが残り、前国家段階の社会に属するはずだ」と見た。
「東方ネット」2007年8月22日 |