チベット自治区甘丹寺(ガンデン寺)の僧侶・格桑熱傑さんがこのほど、念願のチベット仏教における最高学位「格西拉譲巴」(ラランバコシ)を授与された。33歳での学位獲得は、この昇級試験制度が復活した2005年以来の最年少記録となった。「チベット日報」が伝えた。
中国仏教協会チベット分会は3月17日、拉薩(ラサ)の大昭寺で、2007年度チベット仏教学僧「格西拉譲巴」学位昇級立宗活動・学位授与式を開催した。色拉寺(セラ寺)、哲蚌寺(デプン寺)甘丹寺からの僧侶4人も、格桑熱傑さんとともに「格西拉譲巴」学位を取得した。
「格西拉譲巴」は、チベット仏教格魯(ゲルグ)派僧侶が修める最高学位。これは、現代では宗教学「博士」に相当し、ほとんどのチベット僧が最高目標としている。
「人民網日本語版」2007年3月23日
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