◆将来のパンダ保護計画
汶川震災後に策定した復興総合計画の中で、政府は臥竜、白水江などのパンダ自然保護区を再建する、別な場所に臥竜パンダ飼育研究基地を建設する、パンダ・生息地の監視を円滑に行う、竹の開花早期警戒システムを構築するなどを打ち出した。
湯主任は次のように語る。「研究センター初期の計画は保護基地を3カ所設けることでした。先ず、臥竜自然保護区。飼育・繁殖と自然界へ放つための訓練をすることが主な仕事です。次に、雅安碧峰峡基地。亜成体になる前のパンダを育てる上で、生息地のような非常に良い環境にあるのです。第3は、都江堰。ここではパンダ疾病の予防研究や、老齢パンダの飼育などが重点的に行われています
震災後、パンダ保護研究センターの重点プロジェクトは順調に進んでいる。臥竜自然保護区の再建は12年末に終わり、雅安碧峰峡基地に移り住んでいたパンダは大半が臥竜に戻る予定。碧峰峡基地は今後30頭余りのパンダを飼育する。
「北京週報日本語版」2011年5月5日 |