河南省安陽県安豊郷西高穴村で発掘された後漢時代の墓は、曹操の陵墓「高陵」だということが27日に確認された。
この墓は「甲」の形をしており6つの部屋がある。何度も盗掘にあってきたが、今回の発掘では銅のはかりや鉄の鎧、鉄の剣、玉の珠、水晶の珠、瑪瑙の珠、石の璧、石の枕、銘文のある石碑、銅の俑など250点の文化財が出土した。その中で最も重要なのが、銘文のある石碑や曹操のものと見られる遺骨だ。
石碑には副葬品の名称や数が記録され、8点の石碑には「魏武王常所用格虎大戟」や「魏武王常所用格虎大刀」など、石枕には「魏武王常所用慰項石」の名文があったことから、この墓の主人は魏武王の曹操であることが確認された。
また「神獣」や「復讐する7人の女性」などの非常に美しい絵や文字が刻まれた石も出土しており、非常に貴重なものばかりである。
「チャイナネット」 2009年12月28日 |