目前に迫った北京五輪。北京の多くのホテルでは、五輪期間に訪中する各国の首脳や政府要人、オリンピック組織委員会のトップたちに関する詳細情報の資料を、あの手この手を使って集めている。中には、首脳たちのプライベート秘書と連絡をとり、食事や宿泊先の手配を事前に準備しているホテルもある。「中国新聞社」が伝えた。
各ホテルにあるレストランの衛生基準は非常に厳しい。一人のコックが料理一品を作り上げるのに20~30組の手袋を取り替え、手洗いには6段階の手順を踏まなければならない。
北京貴賓楼飯店(グランドホテル)の渉外責任者によると、ここのレストランでは、食材をどこから仕入れたのか、原産地はどこかをすべて厳格に記録し、入荷した生鮮品には農薬・獣薬・微生物の残留検査も行わなければならない。これらの食材は中心部分の温度が摂氏72度以上になるように加熱した後、ようやく調理することができる。さらに、調理後にも化学検査が行われる。
また、多くのホテルでは中華レストランの内装をリニューアルしている。各レストランが提供する本場中国の味、それを中国風の優雅で気品のある雰囲気の中で味わえば、各国首脳も舌鼓を打つこと請け合いだ。(編集WM)
「人民網日本語版」2008年7月17日 |