五輪期間中に訪中するブッシュ大統領に提供する食事は如何に?好物であるクルミバターバーガー、ビーフチーズサンド、フライドポテト以外に、北京ダックが登場することは間違いない。「中国新聞網」が伝えた。
目前に迫った北京五輪。北京の多くのホテルでは、五輪に期間に訪中する各国の首脳や政府要人、オリンピック組織委員会のトップたちに関する詳細情報を、あの手この手を使って集めている。中には、首脳たちのプライベート秘書と連絡をとり、食事や宿泊の手配を事前に準備しているホテルもある。
各ホテルは西洋料理の準備や、首脳が帯同した専門コックのための厨房の他、それぞれ創意工夫を凝らした中華料理の新メニューを打ち出している。
各国首脳の多くは中華料理が好物だ。フランスのサルコジ大統領は揚げワンタン、イギリスのブラウン首相は鶏肉のパイナップル煮、ブラウン夫人は揚げ牛肉巻き、米ブッシュ大統領は北京ダックをはじめ、揚げ海老の塩コショウかけ、北京風味の羊肉スペアリブ、牛肉とセロリの細切り炒め、インゲン豆炒めが好物だ。
各国首脳の宿泊先の一つ、中国大飯店の広報責任者である陳光晨氏によると、中国大飯店は各国の元首を迎えるために、従来の広東料理に加え、中国八大料理のひとつ「淮揚料理」を新メニューとして打ち出した。この料理は、厳選食材を使い、きめこまかい調理と自然の味にこだわり、火加減が難しく、さっぱりとした食感が魅力。江沢民元主席が2002年にブッシュ大統領と食事をした際にメインディッシュとして出された。また、APEC会議では各国首脳の好評を得た料理だ。
多くのホテルでは試行錯誤を重ね、新たな創作料理を通じて中国の味を体現しようとしている。あるレストランの「雪菜とタラの塩漬け」は水墨画の絵のように飾り付けがされている。シャングリラホテル内にある西洋料理店「藍韵」では、中国酒を取り入れた、その名も「江南」というカクテルが味わえる。(編集WM)
「人民網日本語版」2008年7月17日 |