中国気象自然災害予報の記者会見で15日、中国気象局予測減災司(気象災害予測・防止担当部門)の陳振林・副司長は「北京市気象観測台が1951~2007年の57年分の気象データを分析したところ、北京の8月8日の降水確率は47%となった。五輪開幕式は国家体育場『鳥の巣』で行われる。専門家が『鳥の巣』から最も近い海淀気象ステーションで1975~2007年の33年分の過去のデータを分析したところ、8月8日の降水確率は41%だった」と発表した。
陳副司長は、「北京は降水分布の格差が非常に大きく、同じ日の同じ時間帯でも、都市部の一部では大雨が降り、他の場所では晴れているという状況が見られ、予報が非常に難しい」と指摘。
五輪開催中、とりわけ開閉幕式の日は極端な天気になる可能性がある。国と北京市気象部門ではこれに対応した準備を整えた。場合によっては、人工的な消雲や減雨で天気操作を行うことも緊急措置として考えているという。(編集KA)
「人民網日本語版」2008年7月16日 |