北京オリンピックとパラリンピックの「五輪会場観戦規則」が14日に発表された。同規則によると、北京五輪期間中に会場へ入場して観戦する観衆は、水筒やホイッスル、横断幕、ライターといった12種類の物品の携帯が制限される。
同規則は制限物品、制限行為、禁止物品・行為の3つの内容からなる。北京オリンピック組織委員会ボランティア部の張振良副部長(オリンピック観衆コールセンター主任兼任)によると、国際オリンピック委員会の要求に基づき、チケットを持った観戦者は同規則を遵守しなければならないという。
張副部長によると、「制限物品」とは法律には抵触しないが、オリンピックやパラリンピックの関連管理政策に合わず、会場での携帯や使用が制限を受ける物品を指す。主な物は以下のとおり。缶入りやビン入り、紙パック入りの飲料と食品。壊れ易い物と各種容器(ガラスコップ、保温カップ、水筒、ランチボックスなどを含むがそれに限らない)。楽器(演奏楽器、ホイッスルなどを含むがそれに限らない)。座席区に携帯不便の箱、かばんといった見回り品。オリンピックやパラリンピックに参加する国家以外の長さ2メートル以上、幅1メートル以上の旗及び旗竿。全ての横断幕やスローガン、チラシ(商業、宗教、政治、軍事、領土、人権、環境保護、動物保護といった内容の宣伝品や展示品を含むがそれに限らない)。授権を経ていない全ての専用の撮影設備。刃物、バット、棒、傘(折り畳みではない)、カメラやビデオの三脚といった尖った物又は人身に傷害を与えやすい物品。ライター、マッチといった点火器具。盲導犬以外の動物。ベビーカーと車椅子を除く全ての歩行補助用具(電動自転車、小型バイク、自転車、キックボード、スケートボード、インラインスケートなどを含むがそれに限らない)。授権を経ていないトランシーバーや拡声器、ラジオ、レーザー装置、無線設備といったオリンピックの電子信号を撹乱する物品。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年7月15日 |