北京市公安局は10日、2008年オリンピックの北京市内開催各競技場、トレーニングセンターの安全を確保すべく、下記の9大措置を講じる。
▽セキュリティエリア内の検査態勢を強化、セキュリティエリア内において24時間体制で巡視を行う。また、各競技場およびトレーニングセンター外部の巡視をも強化し、不法侵入事件に対する予防措置を徹底する。
▽各競技場入口、車輌入口にセキュリティチェック人員のほか、チェックゲート、X線検査装置、および携帯型検査装置を配備、チケットを携帯し入場する観客のほか、物品、車輌に対してセキュリティチェックを行い、各競技場に入場する観客の安全を最大限保証する。セキュリティチェック消化能力の目算を行い、セキュリティチェックの短時間内での完了を目指し、観客、車輌のスムーズな入場を目指す。
▽各競技場内に観客席入口、避難通路、観客席をそれぞれ担当するセキュリティチェック人員を配置して巡視を行い、対象区域内で発生した安全問題に随時対処する。
▽各競技場のセキュリティチェック体制を強化、観客の競技エリア内への立ち入り、選手以外の侵入など、競技の正常な運営を妨害する行為を阻止・抑制する。
▽ドーピング検査室およびメダル保管室の警備を強化、また各競技場警備責任者は各重要箇所に対する安全警備を強化する。
▽消防対策を強化、各競技場内の防火安全対策の実施状況を監督、検査し、現場にて火災の危険性が発見された場合、速やかな排除を行う。
▽交通警察を配置、各競技場外部における交通・車輌の流れの監視を行い、観客を乗せた各種車輌のスムーズな出入り、車輌のスムーズな駐車を引導し、秩序ある交通フローを確保する。
▽各競技場に緊急通報サービスステーションを設置、会場入りする各種観客に通報サービス、紛失物取り次ぎサービス、およびその他関連サービスを提供する。
▽各競技場内で発生しうる突発性事故に速やかに対処し、各競技場における警備担当者配置を強化、メインスタジアム安全保障指揮部との密接な連携を確保する。突発性事故の種別・程度にしたがい、関連警備担当者の配置支援を進め、予期せぬ事態に備える。(編集HT)
「人民網日本語版」2008年7月11日 |