五輪大会のメーンスタジアムとなる国家体育場「鳥の巣」が早くて今年10月には一般開放されることがわかった。チケット料金も妥当な金額に抑えられるという。31億元以上が費やされたこの巨大建築物は五輪大会後の運営計画をすでにまとめている。「新京報」が伝えた。
「鳥の巣」は五輪大会後、スポーツイベントやコンサート、展覧会などの会場となる。北京のサッカーチーム「国安倶楽部」も「鳥の巣」をメーンスタジアムと定めており、五輪後に使用を開始する予定だ。運営会社の李航・董事長によると、アメリカンフットボールの試合やレアルマドリードなど大型チームの試合の中国での開催を請け負う各会社も「鳥の巣」をすでに視察に訪れている。「鳥の巣」の一般開放は無料というわけにはいかないが、チケット価格はそれほど高価にはならず、「ほとんどの人々が受け入れられる」価格になるという。
「鳥の巣」建設には30億元以上が投資され、維持にも毎年5千~7千万元がかかる。「30年以内にコストを回収し利益を上げる」という目標を運営会社が実現するためには、競技場の命名権の販売も重要となってくる。李董事長によると、命名権販売のための入札募集はパラリンピック後に開始され、募集対象は主に国内外の大型グループ企業となる。(編集MA)
「人民網日本語版」2008年6月20日 |