イタリアや米国などの外国の専門家がこのほど北京市の趙鳳桐・副市長からの要請を受けて、「五輪空気品質保障専門家グループ」のメンバーとなった。北京五輪の空気の質を保障するために、初めて外国の専門家を招くこととなった。新華社が伝えた。
今回成立した「五輪空気品質保障専門家グループ」は12人のメンバーがいる。国内の専門家の他に米国やイタリアの環境保護専門家を招き、香港特別行政区からも2人の専門家が参加している。北京市環境保護局の杜少中・副局長によると、専門家グループの主な業務は五輪期間の空気の質の観測に参加することで、また空気の質の予報への提案を行うと同時に、北京五輪期間の空気の質と保障措置の効果に対する評価を行う。
イタリア国家研究院大気汚染研究所のアレグリーニ所長によると、イタリアの業務グループ10人近くを引き連れて8月中ずっと北京に滞在し、北京環境保護部門が提供する観測データだけでなく、同業務グループも持参した設備を利用して空気の質を観測し、また観測結果を北京の環境保護部門に提供するという。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年6月20日 |